論理回路にワンゲートロジックICを利用するメリットとは

汎用ロジックICにはANDゲートやORゲートなどの論理回路がパッケージの中に収められているものがあります。
ANDゲートは論理積の論理ゲート回路で、2つの入力端子と1つの出力端子を持つ回路で、入力信号の入力レベルに応じて出力端子からLもしくはHの信号を出力するなどの特徴を持ちます。
ちなみに、Lは電源電圧に対して、Lowレベルの信号の事を意味しており、デジタル回路では0信号で、信号がある時にはHレベル、信号がない時はLレベルになります。
ANDゲートの場合は、2つの入力端子にHレベルの信号が入力された時だけHレベルの信号が出力されるなどの特徴を持っています。
尚、汎用ロジックICには「7400」で始まるオリジナルのTTLIC、「74LS」で始まる低消費電力型のローパワーショットキー型、CMOS型の低消費電力タイプの「74HC」などの種類があります。

NANDゲートICの特徴について

論理回路の一つでもあるNANDゲートは、ANDゲートとは逆の動作をするのが特徴です。
ANDゲートの場合は論理積ゲートで、2つの入力端子に供給される信号が互いにHレベルの場合に出力信号はHレベルになり、これ以外の条件の時には出力はLレベルを保持します。
しかし、NANDゲートの場合は、2つの入力端子に供給される信号が互いにHレベルの場合に出力信号がLレベルになり、これ以外の条件の時には出力はHレベルを保持するなど、互いに逆の動作を行います。
論理回路はマイコンなどのデジタル回路の中で度々登場するもので、基本として覚えておくのがお勧めです。
尚、一般的なNANDゲートやANDゲートは1つのパッケージの中に4回路が収められており、回路数が1個だけの時にはワンゲートロジックICを使う事でプリント基板の実装密度を高める事が出来ます。

ワンゲートロジックICとはどのようなものか

NANDゲート用ICの中でもSN7400やSN74LS00などは汎用性が高いロジックICで、一つのパッケージの中には4回路のNANDゲートが構成されています。
最近は、両面基板などのプリント基板実装も多くなっており、従来型のDIPタイプのパッケージだけではなく、フラットパッケージと呼ぶ半田面に直接実装する事が出来る電子部品も登場しており、実装密度を高める事が出来るようになっています。
NANDゲート回路が1回路だけの場合、4回路のパッケージのICを使えば、3回路分のNANDゲートは未使用になるため、入力側をアースに設置する必要があります。
しかし、ワンゲートロジックICの場合は、必要なロジック回路が1回路だけ収められているものとなるので、一般的なNANDゲートICを使うのと異なり、回路を無駄にしなくて済みますし、ピン数としてはアース、電源、入力が2つ、出力の5端子になるので、実装密度を高められるなどのメリットも出て来ます。